The DECKは先日、武庫川女子大学にて3Dプリンタやカッティングマシン、刺繍ミシンなど様々な「モノづくりの機材」を紹介し、学生たちが将来、新しいアイデアを生み出し、機材を活用するきっかけとするためのワークショップを開催しました。
2020年、武庫川女子大学は新たに経営学部を新設。経営学部の校舎5Fには、学生がプロトタイプなどを作る際に使用出来る3Dプリンタなどを備えた”ファブリケーションラボ”を併設しました。
この”ファブリケーションラボ”は、学生が自ら「研究し、創造し、表現する」ための場となっています。
このスペースをもっと学生の人たちに活用してもらえるよう、The DECK代表の森澤とコミュニティコーディネーターの蕭(しょう)がこれらの機材を学生たちに紹介しました。
さらにはインタラクティブなコミュニケーションを取り入れたワークショップを通じて、その使い方の可能性を広げました。
ワークショップでは学生が2つのグループに分かれ、森澤から3Dプリンタと3Dスキャナーを、蕭からはカッティングマシンや大判アイロン、刺繍ミシンについて、交互に学びました。
生徒たちは積極的に参加し、質問をすることで、オープンな対話の場をつくっています。
3Dプリンタとスキャニング
3Dプリンタのグループでは3D-CADをもとに造形する3Dプリンタと、立体物をスキャンして3Dデータとして作成する3Dスキャナーを紹介しました。
実際にソフトウェアを使って3Dモデルをデザインし、そのデザインを3Dプリンタを使ってかたちに変換するなどについて理解を深めました。
カッティングマシン、大判アイロン、刺繍ミシン
別のグループでは「カッティングマシン」「大判アイロン」「刺繍ミシン」について紹介しました。
紙や布、薄いプラスチックシート、シールなどを、作成した文字やデザインに合わせてカットすることができるカッティングマシン。
大判アイロンは素材に合わせて温度や圧力を調整できるのでオリジナルTシャツなどの作成に便利です。そしてミシンに刺しゅうの機能を持たせた刺繍ミシン。
それぞれの機材の使い方や、紙のデザイン、Tシャツのカスタマイズ、かわいい柄の刺繍の作り方などを、実践的に詳しく学びました。
デモンストレーションを体験した後は、学生たち主体の交流会を実施。
小グループに分かれ、機材で制作したいものの案を出し合いました。
ここではTシャツや推しグッズ、アクセサリー、ステッカー、スマートフォン関連など、さまざまなアイデアが出されました。
最初はハードルが高いと思っていた「モノづくり」に関する知識と技術。
ワークショップ後は、自分たちが何を作ることができるのか、より深く理解することができた様子でした。
このワークショップが武庫川女子大学の学生たちにとって、革新と創意工夫の場となれば幸いです。
The DECKはこれからも、学生たちが創造性を発揮できるよう、ワークショップシリーズを定期的に続けていきます。
https://sba.mukogawa-u.ac.jp/topics/news/1878/