ホログラム株式会社 山地直彰さん

山地 直彰さん

ホログラム株式会社 取締役社長 ゲームや遊技機などエンタメ系コンテンツを制作する会社での3DCGエンジニアとしての勤務を通じ、XR(AR/MR/VR, etc..)に興味を持つようになる。その後ソフトウェアエンジニアとして個人事業で活動。 その後イベントでホログラム社の前社長(現 代表取締役)の橋口 和矢さんと知り合い、事業に参画、2019年8月にホログラム社2期目となる節目で取締役社長となる。社外でもXR(AR/MR/VR)や3DCGなどのノウハウや情報の共有、エンジニアの交流を目的とするコミュニティにも積極的に関わっている。

ホログラム株式会社

XR(AR/MR/VR)に関するハードウェア、ソフトウェアの設計や開発を展開するスタートアップ。The DECKを活動拠点にしている。

  • 低価格のMRグラス『だんグラ』、『ホログラ』の設計(https://dangla.jp/
  • 開発者向けオープンソースSDKの提供
  • 教育向けのコンテンツ、エンタメ系アプリケーション等の開発
  • ビジネスAR/MR/VRアプリケーションの受託開発

会社ホームページ:https://ho-lo.jp/


普段からマイクロソフトのMRグラス、「Microsoft HoloLens」を装着しながら外出をするほどXRの世界に入れ込んでいる山地さん。インタビュー当日も額に載せた状態で受け応えいただきました。最初少し緊張した面持ちでしたが、会社の展望やXRの将来、The DECKの価値について熱く語っていただきました。   今日はインタビューのお時間をいただき、ありがとうございます。 2年ほど前に最初お会いした時に、デスクトップパソコンとモニターをお持ちになってThe DECKをご利用されていて驚きました。そもそも、The DECKはいつ頃、どのように知りましたか? 会社員時代に会社の同僚と業務外で趣味としてVRコンテンツを作っていたんですが、遠隔では開発効率に限界があり、集まれる場所を探していました。 その時に、当時販売されていた大阪各所のコワーキングスペースで使える共通チケットを使って、The DECKを初めて利用しました。その時使いやすいと感じたので、そこからThe DECKをドロップインで利用するようになりました。   ホログラム株式会社 山地直彰さん2 ご利用していただいてありがとうございます。その後経営に参画されたホログラム社としてもThe DECKをご利用いただいていますが、The DECKをどのように活用いただいていますか? 他の仕事しながらプロジェクトベースで弊社の仕事もしている社員も多く、集まっての打ち合わせや開発などをする場所にThe DECKを活用しています。先日はThe DECK内で合宿もして、会社の将来や開発などのディスカッションをしました。 社員も個人の作業場所としても活用しています。アクセスがいいので社外の方との打ち合わせにもThe DECKを利用することが多く、メディアからのインタビューでも使わせていただいています。 10月には「設立一周年記念&ホログラムデベロッパーカンファレンス」と第して、The DECKでイベントも開催しました。 設立一周年記念&ホログラムデベロッパーカンファレンス2 主力製品である『だんグラ』の購入者を招待して、社員や購入者同士で交流を楽しんでもらいたいと思い開催したイベントです。一周年を迎えて、会社の新しい取り組みや今後の抱負、『だんグラ』の情報を共有しました。台風で一度延期となりましたが、参加者からのプレゼンテーションもあり大変盛り上がりました。 設立一周年記念&ホログラムデベロッパーカンファレンス 様々なシーンでご利用いただき、ありがとうございます。The DECKをご利用いただいて感じたことやメリットはありますか? The DECKを利用されている人と出会えることや、デモ機を置かせてもらって社員の不在時にもThe DECKのスタッフでプロダクトをご紹介してもらえるのは非常にメリットを感じています。 社員が色んな所で遠隔作業をしているので、ミーティングをするときにThe DECKは駅直結でアクセスが良いので集まりやすいですね。弊社のようなパラレルキャリアで働いている社員がいる会社やプロジェクトベースで働いている会社にもThe DECKは利用しやすいと思います。   ホログラム社 山地 直彰さん3 ありがとうございます。私も他の利用者さんとXRの話になったときには、御社やだんグラのお話をさせてもらっていて、体験もご案内しています。今後の会社としての展望を教えて下さい 来年には「だんグラ・ホログラデベロッパーコンテスト2020」を開催します。(https://ho-lo.jp/sponsorship/) このコンテストを通じて、XRコンテンツや制作する人やアプリケーションを増やしたいと思います。コンテストの応募作品から面白いアプリケーションが生まれれば、ユーザーにもだんグラを買ってもらいやすくなります。 公募はこれからですが、総額100万円の賞金を用意しています。XR開発に興味があるけど、きっかけがない人は多いと思います。賞金が後押しとなって応募してほしいですね。   ホログラム社 山地 直彰さん4 The DECKのコンセプトは『Make It Happen!』(困難を伴うことを)実現させる、です。ホログラム社で『Make It Happen!』したいことは? XRが当たり前に利用されるようにしていきたいですね。

例えばMRグラスのHoloLensだと約33万円しますが、そのような機器でしかMR体験は利用できませんでした。そこで、もっと手軽に利用できるように低価格のだんグラを開発しました。今後もだんグラやコンテンツの開発環境を充実させていくことで、MRを含むXRを手軽に体験できるようにしていきたいです。

現時点では体験したことのない人が多く、「XRって何が良いの?」という人が多い印象です。XRが手軽に体験できるようになると、開発者の参入も増えてアプリケーションなどサービスも充実してきます。興味を持って体験したいと思うユーザーも増えます。 2025年には大阪万博でVRを利用するという話もありますが、来年の弊社のコンテストなどをきっかけにコンテンツとサービスを拡充させたいと思います。それらの取組を通じてXRをどこでも体験できて日常的に使っているものにしたいです。 山地さん、ありがとうございました。XRが当たり前になる世界になるよう、The DECKでも紹介・応援していきます!


インタビュー後に、だんグラとコンテンツを体験させていただきました。

『だんグラ』を体験

今回は【CarShowroom】を体験しました。ディーラーなどでの購入前の検討段階で体験されるようなシーンを想定されてたアプリだそうです。 ホログラム株式会社だんグラ ホログラム株式会社だんグラ2 『だんグラ』をかけて見ることでスポーツカーが目の前にあるかのように立体的に出てきます。モニターの中のカーソルを合わせることで、クルマのドアの開け締めやサーキット場をリアルに運転できるアプリです。 ホログラム株式会社だんグラ3 ホログラム株式会社だんグラ4 画像のような画面が『だんグラ』を通すと立体的に見えて、実際にレーシングカーに乗ってサーキットを運転しているような体験が味わえます。 ホログラム株式会社だんグラ5 ホログラム株式会社だんグラ5 左右のカーブもだんグラにセットしたスマホを傾けることで曲がることができ、リアルな操作感覚に思わず声が出てしまうぐらい楽しめます。 ホログラム株式会社だんグラ アプリケーション ホログラム社のアプリには、この他に目の前で恐竜が闊歩する様子を見ることができる『DinosaurWorld』など6種あります。ぜひホログラム社のホームページからダウンロードください!


The DECKでは『だんグラ』のデモ機を置いていて、ご興味ある方はスタッフにお声がけください。販売も行っています! ホログラム株式会社へのお仕事のご相談がありましたら、The DECKにておつなぎ致します。The DECKのサイトからご連絡ください。