Digital Nomad Week OSAKA 2024 開催レポート【中編】と【後編】では、日本の歴史と日本人の精神性を学び・体験するツアーをレポートします。【前編】は、こちらからご覧ください地域と繋がるツアーは3個所行いました。1か所目は奈良県明日香村、2か所目は大阪府太子町、そしてコワーキングイベントとして開催された、大阪府泉佐野市ツアー(こちらは、オプションツアー)です。【中編】レポートでは「聖徳太子が生まれた地・奈良県明日香村」のツアーを振り返ります。

明日香村ツアーは明日香村役場と飛鳥観光協会の協力のもと、地元のガイドさん・宿泊施設オーナーたち、そして劇団員といった地域住民との交流が実現しました。明日香村ツアーの詳細は旅のしおりにまとめています。

約3時間かけて明日香村をサイクリングしました。日本の始まりを知るにはもってこいの歴史コースをガイドさんがオリジナルで組んでくださいました。ALL Englishiでご案内いただいたので、海外からの参加者も深く理解することができました。(日本人参加者には英語の勉強にもなりました)

高松塚古墳と資料館を見た後は、聖徳太子が生まれた橘寺(たちばなでら)を通り、蘇我馬子(そがのうまこ)の墓と言われている石舞台古墳に行きました。「こんな大きな岩をどうやって積み上げたの!?」と、1400年前の技術の高さにみんな驚いていました。蘇我馬子が当時、政治的にかなりの権力をもっていた話を聞いたので、古墳の前で「強そうなポーズ」で記念写真。笑。

日本最古のお寺が「飛鳥寺(あすかでら)」です。飛鳥時代の都の中心に建立されたお寺です。ここから日本の仏教がはじまったのですね…。日本には約7万以上のお寺があるそうですが、デジタルノマド達にとって、初めての日本で、日本で最初に建立されたお寺に参詣できたことが嬉しいと話してくれました。

飛鳥寺の周りには菜の花が咲き誇っていました。天気も良く、黄色の花と水色の空がとても美しかったです。飛鳥大仏はインド系、中国系、韓国系、さまざまな特徴が反映されたお顔立ちでした。シュッとしていて鼻が高い大仏さんという印象です。そして、大仏ポーズ。

村の中心にある大浴場で汗を流した後は、古民家宿泊施設「弥栄」さんに移動しました。外国人の参加者にとってはもちろん、日本人の参加者も心惹かれる素敵なお宿でした。一部を写真で紹介します。

施設も魅力的ですが、オーナー・中島夫妻の真心あふれるおもてなしに一同感動しました。夜も朝も明日香村産のお米やお野菜、大和肉鶏といった奈良県産の食材を使った手料理です。マヨネーズすら手作りで、本当に味が深く美味しかったです。朝ごはんは、なんと、釜めしに白い黄身の卵かけごはんでしたよ!お米を食べて育った鶏の卵なので黄身が白いんだとか。10個並んで炊き上がる釜めしは壮観でした~。

夕食の後は、あすか劇団「時空」一行が1400年前、この地でおこった歴史ドラマを上演。「大化改新(たいかのかいしん)」という日本の歴史的シーンをぎゅっと20分に詰め込み、劇団員が1年かけて英語で公演できるよう練習を重ねた寸劇です。舞台を観終わったら、衣装を着て、古代人になりきったデジタルノマドたち♪のりのりでした^^

この2日間で、私たちは日本の歴史に触れるとともに、明日香村で暮らすみなさんとたくさん話し、共に食事をし、悩みやビジョンを共有することで、親交を深めることができました。参加者から「とても居心地がよく、また帰ってきたい」とコメントをいただけたことが嬉しかったです。(村のみなさんも喜んでくださいました!)「ただいま」「おかえり」と言える、そんな地域とのあたたかな繋がりがこのプログラムから生まれたことは何よりの成果だったと思います。

デジタルノマドたちと過ごした明日香村ツアー。一緒に振り返っていただきありがとうございました。Digital Nomad Week OSAKA 2024 開催レポート【後編】では、「聖徳太子が眠る・大阪府太子町」ツアーをレポートします。お楽しみに!